作業効率UPとコストダウンの事例
- 表向きは、環境配慮BOX。実は更なる作業効率UPとコストダウン
素 材 |
クラフトライナー+紙管原紙(古紙使用率90%) |
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加工方法 |
特殊(テーパー付)平巻紙管 |
形 状 |
国内お中元お歳暮ギフト箱・お土産用ギフト箱 |
仕 様 |
6年以上変更なし |
お取引先様 |
田舎の農業テーマパークM社 様 |
お取引のきっかけ |
創業時からのお取引 |
- 当初からのご要望
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- セットUPの作業効率の大幅改善
- 包装紙等の関連資材を無くす
- 箱のサイズを3種にする
- 他社にまねのできない箱で、自社の存在感を示す箱
- 小さな保管場所の有効活用
- 販売方法の2極化
- 当社の対応と提案内容
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M社が会員制度を採用し、直販が軌道に乗り出した頃の話で、百貨店・スーパーへの配慮も含め、今までにはないBOXを採用したいとの内容でした。
同じ人数・同じ作業場所で、1.5倍の数を販売したい、と・・・・・
実はその前年、同業他社から、ローレット紙管が提案され、一部で採用されていました。ただ、荷姿が大きく、倉庫スペースや作業場でも作業効率が悪くなっていると問題になっていました。そんな後のない中、以前から親交のあった「紡績用糸巻き紙管」に着目し、テーパー付紙管サンプルを作り上げました。結果は、形はOKだが強度が問題、・・・・・
ここから毎週のようにサンプルを提出し、意見を聞きながら改善を繰り返しました。改善提案が実り、コスト的にも強度的にも作業効率においても満足いただけるBOXが出来上がりました。のべ30回ほどのサンプルを提出したでしょうか。
同時に、このBOXの包装形体の提案も行いました。紐・巻スリーブ・シール・袋・シュリンク等を試作し、見た目・作業効率・輸送テストを行い、シュリンクフィルムの採用に至りましたが、ここで更なる問題が・・・・・筒タイプシュリンクでは、送り状が貼れないし、見た目が良くない、と・・・・・ここからは、作業責任者と共同で改善提案を重ねました。ようやく、【袋タイプのR付シュリンクフィルム】が出来上がりました。同時に、シュリンク機械の改善も行いました。
嬉しかったことは、この箱に【環境BOX】という名前を付けていただき、カタログへの掲載や、BOXの蓋裏に説明を印刷出来たことです。また、素晴らしいと思ったことは、コストダウン出来た分を【環境BOX】指定の方へ還元したことです。今では、会員様にも認知いただけたようで、【環境BOX】に短冊のしだけを入れ、蓋をしてシュリンク包装し、天面に送り状を貼って出荷で、問題なく機能し続けています。