当社具体的事例


2.分納(収納場所スペース確保が出来ず、倉庫にも保管できないため)
3.環境にやさしいこと
4.他にないハコであること
5.高級感が感じられること
6.構造的に通常よりは丈夫にできていること
7.海外の方にもウケること
8.組立や商品セットなどの作業が誰でもカンタンに出来ること
9.ギフトボックスは、汎用性があること
環境にやさしいことは、当社のオリジナル環境素材である「ミルパックス」(牛乳パック100%再生紙)が、既に大手各社に採用されておりました。
先方からの取引条件や素材や加工については、前記のとおり問題なかったものの、ギフト箱の形状やデザインについて、試行錯誤することとなりました。
高級感と丈夫であるという点では、環境素材である「ミルパックス」の素材の持つ力でカバー出来ました。紙製に見えない色合いと風合いであり、厚さと強度も木箱並みですので、一見、ホワイトオークやホワイトパインに見えることで、素材感を生かしました。この素材感を生かす方向性が、他にはないハコという条件をクリアしました。
試作は、ワイン箱とギフト箱のいずれも8~10回を制作しました。先方にパッケージデザイナーの方や企画部がある場合には、指示通りに作成すればいいのですが、当社はサンプルで気になる点を全て洗いだし、ご満足いただけるように都度に制作し、ご提案させていただいております。
他社では、数回に及ぶサンプル試作は嫌がられるそうで、サンプル納品も遅いとのこと。当社では、サンプル試作は、最短翌日で遅くても3~4日以内としているため、スピードを求められる場合には、他社の2~3倍は早いという評価をいただいております。
(サンプル試作を1週間以上、ほったらかしの大手同業者もあるそうです)
ワイン箱の場合、何種類もの形状をご提案しました。一般的な印籠型からボックス型など。そして、最終的には、写真の通りに【ワインボトルの一部を見せる】という点をご提案し、ご満足いただきました。特に海外の方から、これまでにないオシャレなワインギフト箱であり、ワインも高級に見えると大変喜ばれております。
ギフト箱の場合には、デザイン上で見せるための上蓋と下箱でつくるミリ単位でのスキマ調整に苦労しました。最初、1ミリ~5ミリの全てのサンプルを制作し検討。素材が紙製のため、湿度や温度により縮小や膨張する特性を持っていることから、1~2ミリの誤差を考慮した上での調整を繰り返し、最終的に3~4ミリというスケールを決定しました。更に、上蓋と下箱の素材の厚さを同じにした場合に、蓋が開けにくく閉まりにくいということになることから、上蓋と下箱の厚さを0.5ミリ差で貼合し、調整しております。このギフト箱については、お菓子の詰め合わせからビン類とお菓子の詰め合わせ等と、様々な組み合わせの商品に対応できる汎用性が、大変に喜ばれております。
環境素材を使用しているため、やさしい色合いとやさしい風合い、そして丈夫なつくりなことから、ギフトをお受け取りになられた先様が、ギフト箱にも喜ばれているとのこと。当社も、そのようなお話をお伺いすることが出来て、大変光栄です。
今回のワイン箱とギフト箱の作業性については、当社Vカット加工を施した上で、納品させていただいており、箱の組立作業もなく、お取引先様のどなたでもカンタンに出来るようにしました。
当社では、作成経過において仕様変更や形状変更が多くなった場合には、【最終確認サンプル】を制作して、両社で確認するようにしております。
2.包装紙等、副資材の手間を省く
3.商品陳列を、簡単でカッコ良くできること
4.鞄等に入れやすく、持ち運びを楽にできること
5.東京土産のイメージを前面に出せること
6.安定した納品供給ができること
当社の環境素材であるミルパックスは、材質的に紙製であるものの強度的に木箱に劣らないことと、Vカット加工することで、開口部の合わせ面も寸分の隙間もなくなることから、木箱で演出されている高級感も損なうことがないと判断しました。
コスト的には、木箱と比較すると30%以上のコスト削減が可能なことをご提案。
更には、形状を工夫することで、掛紙と裏面のシール貼付の手間を削減できることを提案。
(ここが、当社が自信のある作業性やコストを考慮した形状提案の部分です)
そして、組立済みでの分納可能なことから、保管場所と管理の方法も省力化することが可能であることを提案させていただきました。
結果的には、環境素材ミルパックスの板紙にVカット加工の持ち味を活かし、表面印刷をデザインし、底面には、賞味期限シール内容や会社名などの必要事項などを印字したことで、商品封入の手間まで、大幅な作業性向上と省力化となりました。
この商品については、既に20年以上のロングセラー商品であり、国内お土産販売数においては、常に上位の人気商品となりました。
自分たちが手掛けた商品がロングセラーで人気商品になっていることに誇りと喜びを感じ、そのお土産を手にする方を見るたびに嬉しくなりますし、当社が持参するお土産としても利用させていただいております。

2.他社にまねのできない箱で、自社の存在感を示す箱
3.小さな保管場所の有効活用
4.限られた期間・時間で作業が簡単
5.届いた後の処理が簡単
6.リサイクル・分別が可能
7.結露等、水分にある程度耐えれること
8.少ない箱の点数で、いろんな詰合せができること
この段階で、共通箱として大きさ別に4点提出(4つの箱で、46アイテムのギフト案)し、考え方として了解を得ました。
ここからが一苦労でした。ご要望を元に箱の試作として形状サンプルを提出し、更なる要望も取り入れながら、満足いただけるよう都度制作・提案を繰り返しました。延べ、形状は12種、試作回数は50回以上となりました。
専門の担当者がいない中、各部署のそれぞれの想いをヒアリングしたり、他社の情報提供を行なったりしながら進めた結果が、【Vカット板紙とE段の融合】で、Vカットの特徴とトムソンの持ち味を活かし、納品時は平納品・作業性も従来より30%ほどの効率UP・完成時の高級感・客先での分別も簡単、という箱が完成しました。
各部署の意見を反映できたことで、社内の一体感が生まれたようで、どの部署へお伺いしても歓迎していただきました。さらに、いろいろ相談をしていただけるようになりました。本当に嬉しかったですね。
結果、その後10年以上に渡り、4つのサイズの箱はM社のロングセラーになっています。
2.包装紙等の関連資材を無くす
3.箱のサイズを3種にする
4.他社にまねのできない箱で、自社の存在感を示す箱
5.小さな保管場所の有効活用
6.販売方法の2極化
実はその前年、同業他社から、ローレット紙管が
提案され、一部で採用されていました。ただ、荷姿が大きく、倉庫スペースや作業場でも作業効率が悪くなっていると問題になっていました。そんな後のない中、以前から親交のあった「紡績用糸巻き紙管」に着目し、テーパー付紙管サンプルを作り上げました。結果は、形はOKだが強度が問題、と・・・・・
ここから毎週のようにサンプルを提出し、意見を聞きながら改善を繰り返しました。改善提案が実り、コスト的にも強度的にも作業効率においても満足いただけるBOXが出来上がりました。のべ30回ほどのサンプルを提出したでしょうか。
同時に、このBOXの包装形体の提案も行いました。紐・巻スリーブ・シール・袋・シュリンク等を試作し、見た目・作業効率・輸送テストを行い、シュリンクフィルムの採用に至りましたが、ここで更なる問題が・・・・・筒タイプシュリンクでは、送り状が貼れないし、見た目が良くない、と・・・・・ここからは、作業責任者と共同で改善提案を重ねました。ようやく、【袋タイプのR付シュリンクフィルム】が出来上がりました。同時に、シュリンク機械の改善も行いました。
嬉しかったことは、この箱に【環境BOX】という名前を付けていただき、カタログへの掲載や、BOXの蓋裏に説明を印刷出来たことです。また、素晴らしいと思ったことは、コストダウン出来た分を【環境BOX】指定の方へ還元したことです。
今では、会員様にも認知いただけたようで、【環境BOX】に短冊のしだけを入れ、蓋をしてシュリンク包装し、天面に送り状を貼って出荷で、問題なく機能し続けています。
2.かわいい箱であること
3.アフターユースできること
4.箱だけでも購入したいと思えること
5.商品陳列で目立つこと
6.包装紙を使用しないこと
7.分納可能なこと
8.環境対応を訴えられること
展示会終了後お伺いし、「ホテルのブライダル用」の企画開発を進めることになりました。ご相談いただいた当時、1等地に店を構えそれなりの評価はあったようですが、これだ、という商品が弱く、新商品開発に行き詰っていたようでした。
素材は、当時主婦層の間で牛乳パックの再利用やリサイクルが話題になっていましたので、当社の紙パック再生品「ミルパックス」(牛乳パック等飲料パック100%再生紙)で全く問題ありませんでした。
ホテルブライダル用にと販売先が絞り込めましたので、思い切って大胆なサンプルを作成し、更なる想いを引き出すことを考えました。
星型・三角形・五角形・楕円・ドーム型等を提出。この結果、店舗イメージを考慮した箱がいいとのことで、五角形を中心に再提案を行うことに・・・・・
形状は何度かのサンプル提案で、五角形のS・M・Lの3種でいい形が決定しましたが、物足りなさが・・・・・ここでさらに特殊な抜き加工でデザイン提案を行いました。単価は上がりますが、他社では不可能なプレス技術で、他の追随を許さないこと、また、オリジナル性を高めることで採用となりました。
お客様が喜んでくれる良い箱であれば高く(上代の20%がパッケージ代です)てもOK、との判断をいただけたことが、本当に嬉しかったですね・・・・・
この間、約2ヶ月。サンプル作製は大変でしたが、ともに考える楽しさを勉強させていただけました。
デザインは、時代にあわせ変化していますが、形状はほとんど変わらず、10年を超えるロングセラーになりました。未だに、安定した人気を保っています。
2.安定供給ができること
3.板の反りが少ないこと
4.2段・3段、それぞれで使用できること
5.お客様の様々な要望に応えられること(商品の詰替え等)
そして、環境を訴えることができる木材で、できるだけ安価な材料に絞り込みを行いました。その中で、地杉を使用いただくようお願いをしました。ポイントは、地元の荒れた山に手を入れる(間伐や下草刈り等)ことによって、環境の循環が保たれること。そして、林業従事者に仕事が生まれること。地域貢献と、環境保護の両面で訴えることが可能との提案を行いました。
地杉での採用が決定しましたので、次に、形状提案を行いました。インロー式・のせ葢式・落とし葢式・かぶせ葢式・スライド式・引出し式のサンプルを提出し、絞り込みを行っていきました。各々の形状にも、伝統的な形から簡易的な形までありますので、それらをすべて試作し、サンプルとして提出しました。以外にも、製材工場見学も企画し、製材方法(柾目・板目)や、色目、板厚、節、乾燥方法等も理解していただきました。
大きな問題は、板の反りでした。天然材の天日乾燥だけに、天気にも影響されますし、急な追加には苦労もありました。特に蓋部の板取りの細い材は、乾燥が甘いとすぐに反ってしまいますので、水分率の違いによるサンプルも提出し、反りを体験してもらいました。
(ここまでに、時間と手間をかけていろんな面からプレゼンしたことは、後々、大きなプラスになりました。)
ようやく「簡易インロー式」の地杉箱に決定したかに思いましたが、ここでどんでん返しが・・・・営業サイドから、地杉の板目では、高級感が出ていないし、色も良くない、と・・・・・
いろんな木材を提案してありましたので、環境よりも、見た目の良さと高級感が優先され、「スプルス材」(外材)ですぐにOKがでました。
また、形状も当初は「正方形」でしたが、面白さに欠けるとのことで「八角形」になりました。
最終形は、スプルス材で、八角形の2段重ねの簡易インロー式の木箱でした。
ここからは、毎年のように材質変えや、形状変えを行っていますが、1万円前後の上代の箱は、継続的に使用いただいています。
(地杉の木箱も、採用になりましたし、秋田杉・エゾ松の木箱も、「環境の循環」を理解いただきながら、たびたび採用いただいています。)
当社が、これまでお取引先様に対してどのような対応やご提案をしてきたかということについて、まとめました。自分たちでは【当たり前】だと思っていたことが、お取引先様にお尋ねしたところ、そうではなく【他社との違い】だということに気づき、PAVALIVEを初めて知る方やお問い合わせをされる方に、是非ご一読いただければ幸いです。
【小ロット・分納対応、環境素材のギフト箱】









素 材 | 環境素材である板紙(牛乳パック100%再生紙) ミルパックス(当社オリジナル商品) |
加工方法 | Vカット加工 |
形 状 | ワイン箱(1本入り)・ギフトボックス(多様目的) <いづれも外側に包装紙使用> |
使 用 | 2000年~既に10年以上変更なし |
お取引先様 | 都内大手高級ホテルPホテル様 |
お取引のきっかけ | 当社お取引先様のご紹介 |
<当初からのご要望>
1.小ロット2.分納(収納場所スペース確保が出来ず、倉庫にも保管できないため)
3.環境にやさしいこと
4.他にないハコであること
5.高級感が感じられること
6.構造的に通常よりは丈夫にできていること
7.海外の方にもウケること
8.組立や商品セットなどの作業が誰でもカンタンに出来ること
9.ギフトボックスは、汎用性があること
<当社の対応と提案内容>
ギフト箱の小ロットには、原則として対応していますので、問題ありませんでした。分納についても、当社は自社倉庫を所有していますので、物流倉庫の一部を担うカタチで1ケース(8~12個)から、分納させていただいており、これも問題ありませんでした。環境にやさしいことは、当社のオリジナル環境素材である「ミルパックス」(牛乳パック100%再生紙)が、既に大手各社に採用されておりました。
先方からの取引条件や素材や加工については、前記のとおり問題なかったものの、ギフト箱の形状やデザインについて、試行錯誤することとなりました。
高級感と丈夫であるという点では、環境素材である「ミルパックス」の素材の持つ力でカバー出来ました。紙製に見えない色合いと風合いであり、厚さと強度も木箱並みですので、一見、ホワイトオークやホワイトパインに見えることで、素材感を生かしました。この素材感を生かす方向性が、他にはないハコという条件をクリアしました。
試作は、ワイン箱とギフト箱のいずれも8~10回を制作しました。先方にパッケージデザイナーの方や企画部がある場合には、指示通りに作成すればいいのですが、当社はサンプルで気になる点を全て洗いだし、ご満足いただけるように都度に制作し、ご提案させていただいております。
他社では、数回に及ぶサンプル試作は嫌がられるそうで、サンプル納品も遅いとのこと。当社では、サンプル試作は、最短翌日で遅くても3~4日以内としているため、スピードを求められる場合には、他社の2~3倍は早いという評価をいただいております。
(サンプル試作を1週間以上、ほったらかしの大手同業者もあるそうです)
ワイン箱の場合、何種類もの形状をご提案しました。一般的な印籠型からボックス型など。そして、最終的には、写真の通りに【ワインボトルの一部を見せる】という点をご提案し、ご満足いただきました。特に海外の方から、これまでにないオシャレなワインギフト箱であり、ワインも高級に見えると大変喜ばれております。
ギフト箱の場合には、デザイン上で見せるための上蓋と下箱でつくるミリ単位でのスキマ調整に苦労しました。最初、1ミリ~5ミリの全てのサンプルを制作し検討。素材が紙製のため、湿度や温度により縮小や膨張する特性を持っていることから、1~2ミリの誤差を考慮した上での調整を繰り返し、最終的に3~4ミリというスケールを決定しました。更に、上蓋と下箱の素材の厚さを同じにした場合に、蓋が開けにくく閉まりにくいということになることから、上蓋と下箱の厚さを0.5ミリ差で貼合し、調整しております。このギフト箱については、お菓子の詰め合わせからビン類とお菓子の詰め合わせ等と、様々な組み合わせの商品に対応できる汎用性が、大変に喜ばれております。
環境素材を使用しているため、やさしい色合いとやさしい風合い、そして丈夫なつくりなことから、ギフトをお受け取りになられた先様が、ギフト箱にも喜ばれているとのこと。当社も、そのようなお話をお伺いすることが出来て、大変光栄です。
今回のワイン箱とギフト箱の作業性については、当社Vカット加工を施した上で、納品させていただいており、箱の組立作業もなく、お取引先様のどなたでもカンタンに出来るようにしました。
当社では、作成経過において仕様変更や形状変更が多くなった場合には、【最終確認サンプル】を制作して、両社で確認するようにしております。
【木箱からの仕様変更で、大幅なコストダウンと作業性向上を実現】


素 材 | 環境素材である板紙(牛乳パック100%再生紙) ミルパックス(当社オリジナル商品) |
加工方法 | Vカット加工 |
形 状 | 国内お土産用ギフト箱(外側PPシュリンク) |
使 用 | 20年以上変更なし |
お取引先様 | 老舗高級漬物会社W社 様 |
お取引のきっかけ | 当社お取引先様のご紹介 |
<当初からのご要望>
1.木箱から素材変更によるコストダウン2.包装紙等、副資材の手間を省く
3.商品陳列を、簡単でカッコ良くできること
4.鞄等に入れやすく、持ち運びを楽にできること
5.東京土産のイメージを前面に出せること
6.安定した納品供給ができること
<当社の対応と提案内容>
ご相談いただいた当時、木箱のせ蓋式であり、掛紙を巻き、裏面には賞味期限シールを貼付しているという、非常の高コスト且つ手間のかかる形状となっていました。当社の環境素材であるミルパックスは、材質的に紙製であるものの強度的に木箱に劣らないことと、Vカット加工することで、開口部の合わせ面も寸分の隙間もなくなることから、木箱で演出されている高級感も損なうことがないと判断しました。
コスト的には、木箱と比較すると30%以上のコスト削減が可能なことをご提案。
更には、形状を工夫することで、掛紙と裏面のシール貼付の手間を削減できることを提案。
(ここが、当社が自信のある作業性やコストを考慮した形状提案の部分です)
そして、組立済みでの分納可能なことから、保管場所と管理の方法も省力化することが可能であることを提案させていただきました。
結果的には、環境素材ミルパックスの板紙にVカット加工の持ち味を活かし、表面印刷をデザインし、底面には、賞味期限シール内容や会社名などの必要事項などを印字したことで、商品封入の手間まで、大幅な作業性向上と省力化となりました。
この商品については、既に20年以上のロングセラー商品であり、国内お土産販売数においては、常に上位の人気商品となりました。
自分たちが手掛けた商品がロングセラーで人気商品になっていることに誇りと喜びを感じ、そのお土産を手にする方を見るたびに嬉しくなりますし、当社が持参するお土産としても利用させていただいております。
【高級感と省スペースの両立、環境素材のギフト箱】




素 材 | 環境素材である板紙(牛乳パック100%再生紙) ミルパックス(当社オリジナル商品)と、段ボール(E段) |
加工方法 | Vカット加工とトムソン加工品の貼り合わせ |
形 状 | 国内お中元お歳暮ギフト箱 |
使 用 | 10年以上変更なし |
お取引先様 | 田舎の農業テーマパークM社 様 |
お取引のきっかけ | 創業時からのお取引 |
<当初からのご要望>
1.環境にやさしい箱だが、高級感を有すること2.他社にまねのできない箱で、自社の存在感を示す箱
3.小さな保管場所の有効活用
4.限られた期間・時間で作業が簡単
5.届いた後の処理が簡単
6.リサイクル・分別が可能
7.結露等、水分にある程度耐えれること
8.少ない箱の点数で、いろんな詰合せができること
<当社の対応と提案内容>
ギフト販売量や商品点数が増え、かつ、大きさや重さの異なる商品の詰合せになることから、まずは、全商品アイテムを目の前に揃え、単価を確認。ギフトアイテムの提案から始めました。この段階で、共通箱として大きさ別に4点提出(4つの箱で、46アイテムのギフト案)し、考え方として了解を得ました。
ここからが一苦労でした。ご要望を元に箱の試作として形状サンプルを提出し、更なる要望も取り入れながら、満足いただけるよう都度制作・提案を繰り返しました。延べ、形状は12種、試作回数は50回以上となりました。
専門の担当者がいない中、各部署のそれぞれの想いをヒアリングしたり、他社の情報提供を行なったりしながら進めた結果が、【Vカット板紙とE段の融合】で、Vカットの特徴とトムソンの持ち味を活かし、納品時は平納品・作業性も従来より30%ほどの効率UP・完成時の高級感・客先での分別も簡単、という箱が完成しました。
各部署の意見を反映できたことで、社内の一体感が生まれたようで、どの部署へお伺いしても歓迎していただきました。さらに、いろいろ相談をしていただけるようになりました。本当に嬉しかったですね。
結果、その後10年以上に渡り、4つのサイズの箱はM社のロングセラーになっています。
【表向きは、環境配慮BOX。実は更なる作業効率UPとコストダウン】

素 材 | クラフトライナー+紙管原紙(古紙使用率90%) |
加工方法 | 特殊(テーパー付)平巻紙管 |
形 状 | 国内お中元お歳暮ギフト箱・お土産用ギフト箱 (外側PPシュリンク) |
使 用 | 6年以上変更なし |
お取引先様 | 田舎の農業テーマパークM社 様 |
お取引のきっかけ | 創業時からのお取引 |
<当初からのご要望>
1.セットUPの作業効率の大幅改善2.包装紙等の関連資材を無くす
3.箱のサイズを3種にする
4.他社にまねのできない箱で、自社の存在感を示す箱
5.小さな保管場所の有効活用
6.販売方法の2極化
<当社の対応と提案内容>
M社が会員制度を採用し、直販が軌道に乗り出した頃の話で、百貨店・スーパーへの配慮も含め、今までにはないBOXを採用したいとの内容でした。同じ人数・同じ作業場所で、1.5倍の数を販売したい、と・・・・・実はその前年、同業他社から、ローレット紙管が
提案され、一部で採用されていました。ただ、荷姿が大きく、倉庫スペースや作業場でも作業効率が悪くなっていると問題になっていました。そんな後のない中、以前から親交のあった「紡績用糸巻き紙管」に着目し、テーパー付紙管サンプルを作り上げました。結果は、形はOKだが強度が問題、と・・・・・
ここから毎週のようにサンプルを提出し、意見を聞きながら改善を繰り返しました。改善提案が実り、コスト的にも強度的にも作業効率においても満足いただけるBOXが出来上がりました。のべ30回ほどのサンプルを提出したでしょうか。
同時に、このBOXの包装形体の提案も行いました。紐・巻スリーブ・シール・袋・シュリンク等を試作し、見た目・作業効率・輸送テストを行い、シュリンクフィルムの採用に至りましたが、ここで更なる問題が・・・・・筒タイプシュリンクでは、送り状が貼れないし、見た目が良くない、と・・・・・ここからは、作業責任者と共同で改善提案を重ねました。ようやく、【袋タイプのR付シュリンクフィルム】が出来上がりました。同時に、シュリンク機械の改善も行いました。
嬉しかったことは、この箱に【環境BOX】という名前を付けていただき、カタログへの掲載や、BOXの蓋裏に説明を印刷出来たことです。また、素晴らしいと思ったことは、コストダウン出来た分を【環境BOX】指定の方へ還元したことです。
今では、会員様にも認知いただけたようで、【環境BOX】に短冊のしだけを入れ、蓋をしてシュリンク包装し、天面に送り状を貼って出荷で、問題なく機能し続けています。
【アフターユースできる環境に優しいブライダル用ギフト箱】

素 材 | 環境素材である板紙(牛乳パック100%再生紙)ミルパックス(当社オリジナル商品) |
加工方法 | Vカット加工 |
形 状 | 国内ブライダル用ギフト箱(包装無し) |
使 用 | 形状は10年以上変更なし |
お取引先様 | 京都市内洋菓子店 M社 様 |
お取引のきっかけ | 展示会出展時での来場者 |
<当初からのご要望>
1.他にない箱であること2.かわいい箱であること
3.アフターユースできること
4.箱だけでも購入したいと思えること
5.商品陳列で目立つこと
6.包装紙を使用しないこと
7.分納可能なこと
8.環境対応を訴えられること
<当社の対応と提案内容>
展示会に来場され、何かを閃かれたようで、その場でいろんな話をお聞きしました。展示会終了後お伺いし、「ホテルのブライダル用」の企画開発を進めることになりました。ご相談いただいた当時、1等地に店を構えそれなりの評価はあったようですが、これだ、という商品が弱く、新商品開発に行き詰っていたようでした。
素材は、当時主婦層の間で牛乳パックの再利用やリサイクルが話題になっていましたので、当社の紙パック再生品「ミルパックス」(牛乳パック等飲料パック100%再生紙)で全く問題ありませんでした。
ホテルブライダル用にと販売先が絞り込めましたので、思い切って大胆なサンプルを作成し、更なる想いを引き出すことを考えました。
星型・三角形・五角形・楕円・ドーム型等を提出。この結果、店舗イメージを考慮した箱がいいとのことで、五角形を中心に再提案を行うことに・・・・・
形状は何度かのサンプル提案で、五角形のS・M・Lの3種でいい形が決定しましたが、物足りなさが・・・・・ここでさらに特殊な抜き加工でデザイン提案を行いました。単価は上がりますが、他社では不可能なプレス技術で、他の追随を許さないこと、また、オリジナル性を高めることで採用となりました。
お客様が喜んでくれる良い箱であれば高く(上代の20%がパッケージ代です)てもOK、との判断をいただけたことが、本当に嬉しかったですね・・・・・
この間、約2ヶ月。サンプル作製は大変でしたが、ともに考える楽しさを勉強させていただけました。
デザインは、時代にあわせ変化していますが、形状はほとんど変わらず、10年を超えるロングセラーになりました。未だに、安定した人気を保っています。
【木箱で高級感、でも環境に優しいギフト箱】


素 材 | 植林の杉間伐材 |
加工方法 | 国内お中元お歳暮ギフト箱 |
形 状 | 国内ブライダル用ギフト箱(包装無し) |
使 用 | 形状は毎年のように変更あるも、8年以上継続して使用 |
お取引先様 | 滋賀県和菓子店T社 様 |
お取引のきっかけ | 長年の取引先ではあるが、1万円ギフトの見直し |
<当初からのご要望>
1.木箱でありながら、環境を訴えれること2.安定供給ができること
3.板の反りが少ないこと
4.2段・3段、それぞれで使用できること
5.お客様の様々な要望に応えられること(商品の詰替え等)
<当社の対応と提案内容>
材木のそれぞれの良し悪しを理解いただくため、杉材(秋田・吉野・地杉等)・ヒノキ材・スプルス材・エゾ松材・中国桐材・ファルカタ材・シナベニヤ・MDF等、安定供給が可能な木材サンプルの提出を行いました。まるで、木箱の勉強会を何度も開催したような状況でした。そして、環境を訴えることができる木材で、できるだけ安価な材料に絞り込みを行いました。その中で、地杉を使用いただくようお願いをしました。ポイントは、地元の荒れた山に手を入れる(間伐や下草刈り等)ことによって、環境の循環が保たれること。そして、林業従事者に仕事が生まれること。地域貢献と、環境保護の両面で訴えることが可能との提案を行いました。
地杉での採用が決定しましたので、次に、形状提案を行いました。インロー式・のせ葢式・落とし葢式・かぶせ葢式・スライド式・引出し式のサンプルを提出し、絞り込みを行っていきました。各々の形状にも、伝統的な形から簡易的な形までありますので、それらをすべて試作し、サンプルとして提出しました。以外にも、製材工場見学も企画し、製材方法(柾目・板目)や、色目、板厚、節、乾燥方法等も理解していただきました。
大きな問題は、板の反りでした。天然材の天日乾燥だけに、天気にも影響されますし、急な追加には苦労もありました。特に蓋部の板取りの細い材は、乾燥が甘いとすぐに反ってしまいますので、水分率の違いによるサンプルも提出し、反りを体験してもらいました。
(ここまでに、時間と手間をかけていろんな面からプレゼンしたことは、後々、大きなプラスになりました。)
ようやく「簡易インロー式」の地杉箱に決定したかに思いましたが、ここでどんでん返しが・・・・営業サイドから、地杉の板目では、高級感が出ていないし、色も良くない、と・・・・・
いろんな木材を提案してありましたので、環境よりも、見た目の良さと高級感が優先され、「スプルス材」(外材)ですぐにOKがでました。
また、形状も当初は「正方形」でしたが、面白さに欠けるとのことで「八角形」になりました。
最終形は、スプルス材で、八角形の2段重ねの簡易インロー式の木箱でした。
ここからは、毎年のように材質変えや、形状変えを行っていますが、1万円前後の上代の箱は、継続的に使用いただいています。
(地杉の木箱も、採用になりましたし、秋田杉・エゾ松の木箱も、「環境の循環」を理解いただきながら、たびたび採用いただいています。)